頑張りすぎて燃え尽きる人の共通点とは?

〜「成功を感じてはいけない」と思っていた私の気づき〜

「もう、何も感じられなかったんです」

もうこれ以上頑張れない。何もやる気が起きないーーー

そう思うことはありますか。

あの頃の私は、毎日がむしゃらに頑張っていました。
成果を出したい。誰かの役に立ちたい。
ちゃんとしなきゃ――そんな想いで、前だけを見て走り続けていたんです。

でも、どれだけやっても「まだ足りない」「もっとやらなきゃ」と感じてばかり。
ある日、心の中で何かがぷつんと切れたように、やる気も希望も感じられなくなってしまいました。

終わりの見えないマラソンを走っていた

私は「燃え尽きてしまう人」のことを、よく“ゴールのないマラソン”に例えてお話します。

最初は「頑張れば報われる」と信じて、一生懸命走るんです。
でも、どこまで行ってもゴールが見えない。

誰も「もう十分だよ」とは言ってくれない。
それどころか、自分自身がこんなふうに思ってしまう。

「まだまだだ」
「ここで止まったら意味がない」
「頑張れない私はダメだ」

そうして、限界を超えてまで走り続けて、
ある日、動けなくなってしまう――

それが、私が体験した“燃え尽き”でした。

成果でしか、自分を認められなかった

振り返れば私はずっと、「頑張っている自分」にしか価値を感じられませんでした。

成果を出したときだけ、少しだけ「いてもいい」と思える。
でも何もしていない私は、どこかで「いない方がいい」と感じてしまう。

つまり、私にとっての“自己肯定”はいつも「条件つき」だったんです。

「何かができたら価値がある」
「ダメな私は、認められない」

この思い込みが、私の心をずっと追い詰めていたことに、あとになって気づきました。

私の中にあった「成功を感じてはいけない」という禁止令

自分の心を丁寧に見つめていくうちに、ある禁止令にたどり着きました。

「成功を感じてはいけない」
「この程度で喜んではいけない」

思い返すと、私は子どもの頃、母に褒められた記憶があまりありません。
何かができたと思っても、

「お姉ちゃんはあなたの歳には、普通にできてたけどね」

そんなふうに比べられることが多かったんです。

だから私は、嬉しい気持ちが湧きそうになるとすぐに打ち消していました。

「まだ上がいる」
「このくらいで満足してはダメだ」
「こんなことで喜んでいる私は、甘い」

――そうやって、自分の達成感や誇りを感じることを、無意識のうちに禁止していたんです。

頑張れない自分を責めないで

そして、いちばん苦しかったのは、燃え尽きて「何もできなくなった」あとの自分を、無意識に責め続けていたことでした。

「なんで動けないの?」
「どうしてやる気が出ないの?」
「もう私はダメなのかもしれない」

そう思えば思うほど、ますます心が動かなくなっていきました。

子どもの自分に「よく頑張ってたね」と言ってあげた

そんな私が少しずつ回復できたのは、インナーチャイルドのワークを通して、子どもの頃の自分の努力を認めることができたからです。

比べられながらも、
褒められなくても、
一生懸命やってきた小さな自分に――

「あの時、すごく頑張ってたよね」
「誰も褒めてくれなかったけど、僕はちゃんと知ってるよ」
「きみは、本当にえらかったよ」

そう声をかけた瞬間、ふっと胸の奥がゆるんで涙があふれました。

そのときはじめて、「もうそんなに頑張らなくていいんだ」と思えたんです。

そして不思議なことに、それを境にまた少しずつ意欲が戻ってきたんです。

心が再び動き出すために必要なのは、「許可」

燃え尽きた心がもう一度動き出すには、「頑張れない私も、ここにいていい」という許可が必要なんだと思います。

成果がなくても、価値がある。
何もしていなくても、大切な存在。

そんな“無条件の自己受容”があってはじめて、私たちはもう一度、自分の足で歩き出す力を取り戻せるのかもしれません。

あなたの中にも、禁止令はありませんか?

  • 成功してはいけない
  • 喜んではいけない
  • 頑張れない私はダメだ

そんな声が心の奥で響いているとしたら、あなたの中にも、「燃え尽きる理由」があるのかもしれません。

でも大丈夫。
あなたはもう、そこから抜け出すことができます。

もっとラクに、もっと自分らしく生きたいあなたへ

私が自分を取り戻すきっかけになったのは、「自己受容」の考え方でした。

自分の感情を否定せず、ただそのまま認めてあげる。
それだけで心が少しずつほぐれていったんです。

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最後までお読みくださりありがとうございます^^

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