「喜んではいけない」と思っていた私へ 〜感情の出口を閉じていた理由〜

喜びを抑えるクセ
生まれ育ったわが家では、誰かが喜んでいると、どこか茶化すような空気がありました。
「うわ〜嬉しい!やった〜!」なんて素直に喜ぶと、「なに調子に乗ってるの?」(苦笑)と言われたり、冷ややかな目を向けられたり。
そんなふうにして、私はだんだんと、嬉しいという感情を“出さない”ようになっていったんです。
最初は、恥ずかしさからでしたが、それがいつの間にか「喜びの気持ちを抑えるクセ」になっていった気がします。
感情の出口は、一つしかない
あるとき、こんな言葉を耳にしました。
「感情の出口は、一つしかない」
つまり、怒りだけを抑えたり、悲しみだけを感じないようにする、ということはできない。
一つの感情を押し込めてしまうと、他の感情も一緒に感じにくくなってしまう――
これを聞いたとき、はっとしました。
私はよく、人から「クールだね」と言われます。
でも本当は、感情を表に出さないようにしてきただけで、決してクールなんかじゃないんです。
内心では不安でビビっていたり、嬉しい気持ちもあるのに、うまく表現できないだけなんです。
喜びも怒りも、すべては“生きている証”
感情は、本来どれも「生きていることの証」です。
喜び、悲しみ、悔しさ、感動、怒り……
どれも、私たちの心がちゃんと反応しているからこそ、生まれるもの。
それを「これは感じていい」「これは感じてはいけない」と選んでしまうと、だんだん心が鈍くなって、何が嬉しいのか、何が苦しいのかも分からなくなってしまう。
たとえば、怒りを感じてはいけないと育った人は、怒る代わりに自分を責めたり、無理して笑顔を作ったりしてしまう。
結果、他人との境界線がどんどん曖昧になり、自分を守れなくなっていくこともあります。
「感じてもいい」と自分に許してあげる
もしあなたにも、「喜んではいけない」「怒ってはいけない」といった禁止令があるなら、それは、過去の誰かにそう教えられたか、あるいは、他の誰かを見て、自分はああはならないようにしようと思っただけであって、あなたの本心ではないはずです。
嬉しいときは「嬉しい!」
悔しいときは「悔しい!」
悲しいときは「悲しい」と言ってみてください。
その一言が鍵となり、少しずつ感情の扉が開いていきます。
すると、冷たく殺風景だった世界が、だんだん色を取り戻していくんです。
感情を感じること、表現することは、自分を大切にする第一歩です。
「本当の自分の声」に耳を傾けるためのヒントを詰め込んだ、無料の電子書籍をお届けしています。
自分をゆっくり取り戻したい方は、ぜひ読んでみてくださいね。
無料電子書籍
感情を感じること、表現することは、自分を大切にする第一歩です。
「本当の自分の声」に耳を傾けるためのヒントを詰め込んだ、無料の電子書籍をお届けしています。
自分をゆっくり取り戻したい方は、下のボタンをタップして、ぜひ読んでみてくださいね。

体験セッション
一人ではたどり着きにくい心の奥へ、そっと寄り添ってみませんか。
あなた自身を、もっと自由に、もっと軽やかに生きるために。

最後までお読みくださりありがとうございます^^