頑張りすぎる本当の理由|実は怒られたくないだけだった

“できない自分はダメ”と思っていませんか?
「頑張らなくていいよ」
そう言われても、どこか落ち着かなくて、むしろ不安になる。
何もしない時間が落ち着かない。
役に立っていない自分は、何の価値もないような気がしてしまう。
そして気づくと、また頑張っている──。
そんな経験がある方は、もしかすると「怒られたくない」という思いが、心の奥にあるのかもしれません。
子どもの頃に植えつけられた「できない自分はダメ」という思い
私は「母から愛されていない」と感じていたわけではありませんでした。
ただ、母は私たちにかなり厳しくて、いつもこんなことを言っていました。
「しっかりしなさい」
「自分のことは自分でやりなさい」
できないと言えば、叱られる。
甘えれば、突き放される。
だから私は、「できない」と気軽には言えなくなりました。
小さな私は、失敗することがとても怖かった。
怒られないように、認めてもらえるように、いつも頑張っていたのです。
頑張りすぎる人が抱える“見えない恐れ”
「怒られたくない」
「否定されたくない」
その気持ちは、成長してからも形を変えて残り続けます。
例えば、社会に出てからも──
・完璧に仕事をこなそうとする
・失敗を過度に恐れる
・他人の評価に敏感になる
・頼ることや甘えることができない
これらの行動の奥には、「できない自分は認めてもらえない」という深い思い込みがあるのです。
その思い込みが、現実の問題としてあらわれる
こうした思い込みは、やがて現実にも影響を及ぼします。
・人間関係で気をつかいすぎて疲れる
・パートナーに素直になれず、距離ができる
・お金の問題に不安がつきまとう
・頑張っても報われていないように感じる
一見バラバラに見える悩みでも、根っこを辿ると、共通して「認められたい」「責められたくない」といった、深いレベルの恐れに行き着くのです。
癒しは、頑張る理由を理解することから始まる
本当に必要なのは、「頑張らないようにすること」ではありません。
なぜ頑張ってしまうのか──その理由を、自分自身が理解することです。
怒られることへの恐怖。
否定されたり、拒絶されることへの怖れ。
この感情から逃げるために、いつも頑張ってきたのです。
問題は、怖れの感情から逃げても、根本的な解決にはならないということ。
本当に解決したいなら、怖れを感じることが必要です。
感情は、寄り添うこと、深く感じることでどんどん小さくなります。
「怒られることが怖かったんだね」
「怖いね」
「怖くていいんだよ」
そんなふうに、自分の気持ちに寄り添ってあげることが、癒しの第一歩です。
自分をゆるすことで、自然な生き方に戻っていける
怖れの感覚に寄り添い続けると、怖れはどんどん小さくなります。
やがて、
「できてもできなくても、どっちでもいい」
そう思えるようになってきて、肩の力も抜けていきます。
そして、他人の評価ではなく、自分のペースで生きる感覚が戻ってきます。
それが、あなたが“本当の自分”に還るはじまりです。
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