腐らないブドウと、違和感に気づく力

1カ月経っても腐らないブドウ
先日、スーパーで買ったオーストラリア産のブドウを、冷蔵庫に入れたまま忘れていました。
気づいたのは、なんと一ヶ月後。
「あ〜やってしまった」と思いながら取り出してみると、驚いたことにまったく傷んでいなかったんです。
カビもない、ほとんどふやけてもいない、皮はピンと張ったまま。見た目はまるで新品のよう。
でも、私はそのブドウを食べる気にはなれず、結局そっと捨てました。
腐らないことの不自然さ
最初は「保存がきくってすごいな」と思ったんですが、だんだん違和感が湧いてきました。
果物って、生ものです。時間がたてば、自然にカビたり傷んだりするのが当たり前。
それが、1ヶ月経ってもピクリともしない。
見た目はキレイだけど、命の循環が止まったような静けさ。
それはもはや「自然な食べ物」ではなく、「加工された商品」のように感じました。
我慢は、腐らないブドウと同じ
このブドウの出来事がきっかけで、ふと、私たち自身のことを思いました。
たとえば、悲しさを隠して笑顔をつくったり、無理をして「大丈夫」と言ってみたり。
本当は疲れていて、やりたくないのに、頑張らなきゃと自分を叱咤したり。
そうやって私たちは、自分の中の自然な反応を、押さえ込んでしまうことがあります。
でも、それって本当は、とても不自然なことなのかもしれません。
違和感は、命を守るセンサー
あのとき私がブドウを食べなかったのは、腐っていたからではありません。
「腐らなさすぎて怖かった」からです。
その感覚は、頭で考えるよりもずっと速く、静かに身体が教えてくれていた。「何かがおかしい」と。
私たちの身体や心にも、そういう“違和感を感じ取る力”がちゃんとあるんですよね。
でも忙しかったり、誰かに合わせたりしているうちに、その感覚を見ないふりしてしまう。
それって、もったいないなと思うんです。
違和感に気づける人は、自分を大切にできる人
たとえば、誰かの言葉にモヤッとした。
なんとなく、この場にいたくないと思った。
それって、理屈じゃなくて、自分の心と体が「ここはちょっと合わないかも」と教えてくれているサインかもしれません。
だから私は、違和感って、とても大切な感覚だと思っています。
腐らないブドウにゾッとして、それを捨てたのは、大袈裟ではなく「命を守る選択」だと思います。
今日、少しだけ立ち止まってみませんか?
「今、私は本当にそう感じてる?」
「この違和感、無視してない?」
そんなふうに、自分の内側にそっと目を向けてみるだけで、何かが変わってくるかもしれません。
感じるって、めんどくさいこともあるけど、それこそが生きている証なんじゃないかなと、私は思います。
もっと自分の感覚を信じて、生きていきたいあなたへ
「なんとなくおかしい」
「これ、本当はイヤだな」
そんな小さな違和感を無視し続けるうちに、私たちは本当の気持ちを見失っていきます。
だけど、その違和感こそが、あなたの心と体の声かもしれません。
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