国家という“親”から卒業する 〜自己受容が世界を変える力になる〜

なぜそんな理屈が通るのか?
最近、財務省の構造的な問題について、さまざまな識者が声を上げています。
国民の生活に直結する予算の編成を握りながら、時代遅れの経済観に固執し、誤った財政方針を押し通す——
そんな実態に、少しずつ光が当たり始めました。
私自身も、最初は「なぜそんな理屈がまかり通るのか?」と疑問でした。
でも話を聞いていくと、財務官僚の多くが東大法学部出身で、経済学をしっかり学んでいない、という内情を知り、ある意味、腑に落ちたのです。
同時に、こうも思いました。
もし、個々の官僚たちが、自分の頭で物事を判断し、違和感を正直に口にできる環境にあったなら……
ここまでおかしな構造にはならなかったかもしれない。
それはつまり、「個人の価値観」や「自己信頼」の欠如が、巨大な組織の歪みに繋がっている可能性があるということです。
そしてこの気づきは、私たち一人ひとりにも通じていると思います。
誰かがなんとかしてくれる、という無意識
私たちは、どこかで「上がなんとかしてくれる」という感覚を持っています。
それは、子どもの頃に親に守られていた記憶の名残かもしれないし、「お上に従う」ことを良しとする日本的な文化の影響かもしれません。
でも今、必要なのは
「国家という親」から卒業し、「私がこの国の責任の一端を担っている」という意識に目覚めることではないでしょうか。
そのためには、まず自分の内側にある、
- 他人に正解を求める癖
- 間違えることへの恐れ
- 自分を信じきれない不安
に気づき、受け入れていく必要があります。
自己受容は、個人の癒しにとどまらない
「自己受容」というと、個人の癒しに関わるテーマだと思われがちですが、本質的にはそれだけではありません。
自己受容とは、「私はこう感じている」「私はこう思う」と、自分の内側に責任を持つこと。
そしてそれは、他人のせいにせず、自分の人生を引き受けていくことでもあります。
そんな人が増えていけば、社会は自然と「誰かに従う」から「みんなでつくる」方向へと変わっていくはずです。
だから私は思うのです。
自己受容には、世界を変える力がある。
足の引っ張り合いではなく、自分の責任に立つ
今の社会には、「あいつが悪い」「政府が悪い」といった声があふれています。
もちろん、指摘すべき問題はあります。
でも、足を引っ張ることで、自分の正しさを保つというスタイルでは、何も前に進まない。
それよりも、
「私は何に違和感を感じているのか?」
「私にできる小さな行動は何か?」
そんな問いを持つことが、何より変革の始まりになると思うのです。
さいごに
壮大な話かもしれません。
でも、構造改革は、政治家や官僚だけの仕事ではありません。
それを支える“市民の成熟”があってこそ、本当の意味で社会は変わっていくのだと思います。
まずは、親という存在から、国家という存在から、やさしく、静かに、卒業していくところから。
あなたの内側にある違和感や願いを、どうか否定しないでください。
そこには、未来を変える力があります。
社会を変えたいなら、まずは自分を受け入れることから。
小さな違和感も、小さな勇気も、変化は自分の内に起きる感覚を否定しないことから始まります。
もし今、「自分をもっと深く知りたい」「自分を受け入れたい」と感じた方は、こちらの本も読んでみてください。
ここから、一緒に静かな自分革命を始めていきましょう。
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