ザ・マジックが続かない。挫折して気づいたこと

毎回、10日で挫折・笑
「感謝を30日間、毎日実践しましょう」
そんなコンセプトで書かれた本『ザ・マジック』。
読んだことがある方もいるかもしれませんね。
私も実は、何度かチャレンジしたことがあります。
でも……正直に言います。
毎回、10日くらいで挫折してます(笑)
続かないのは、あなただけじゃない
古本で買った『ザ・マジック』を読んでいたとき、前の持ち主が鉛筆でメモを書き込んでいたのを見つけました。
どうりで百円だったわけだ(笑)
そのメモを見ると、7日目くらいで止まっていました。
最初は、ダメだなあ、最後までやらないでブックオフ行きにするなんて。と少し呆れていましたが、すぐに考えが変わりました。
「自分も同じことしてるじゃん!(3日勝ったけど)」
もちろん、最後までやり切る人もいるでしょう。
でも、私の予想では、7日〜半分くらいでフェードアウトする人が圧倒的に多い気がします。
そして、私は、はっと気づいたんです。
むしろそこが、“大事なポイント”なんじゃないか?って。
感謝が苦しくなる瞬間がある
『ザ・マジック』では、「毎日、感謝ノートをつけましょう」とか、「モノや人、出来事に“ありがとう”を10個書きましょう」といったワークが続きます。
最初のうちは気分も上がるし、気づきもある。でも、だんだんと「やらなきゃ」という謎の義務感になっていくんです。
・本当はモヤモヤしてるのに、ありがとうって書かなきゃいけない
・めんどくさいけど、感謝しなくちゃいけない
……それ、辛くないですか?いや、辛いですよね。
私は正直、全然楽しくないし、心の奥にある“本音”を無視しているような気がして続けるほど、苦しくなりました。
感謝できない自分を責めないで
「感謝できない私は、まだまだだ」
「だから現実がよくならないんだ」
「もっと感謝しないと」……
そんな風に、自分を責めてしまう人も多いんじゃないでしょうか。
でも私は思うんです。
無理に、感謝なんてしなくていい。というかしないで。
それどころか、「感謝ができない」と感じているあなたは、ちゃんと感じてるからこそ、できないんですよ。
心や体が「つらいよ」「嫌だよ」「納得してないよ」って叫んでるのに、無理に“ありがとう”を言い続けるなんて……(拷問?)
自分の感覚を否定していたら、それこそ、自己否定になってしまいます。
本当に癒されたとき、人は自然に感謝があふれる
感謝って、頭で考えてするものじゃないと思うんです。
「感謝しなきゃ」って頑張ってるうちは、本当の意味で癒しは起きない。
でも、ある日ふと、昔の傷が癒えてきて、ふと涙がこぼれたとき、自然に「ありがとう」という気持ちが湧いてくることがある。
その“ありがとう”は、誰に強制されたものでもなければ、無理やり捻り出したものでもない。
それは、あなた自身の本音から湧き上がる感謝です。
『ザ・マジック』が途中で止まったなら…
だからもし、あなたが『ザ・マジック』を試してみて、途中で手が止まってしまったとしても、心配しないでください。
それは、「うまくいかなかった」のではなく、あなたが自分の本音をちゃんと感じられているからです。
感謝する前に、まずは自分の「つらかった気持ち」に気づいてあげる。
怒り、悲しみ、不満、怖れ──その奥にある本当の声に耳を傾けてみる。
それが、感謝に行く前の、大切なステップだと思うのです。
最後に
感謝は素晴らしい力を持っています。それは否定しません。
でも、それは「感じきったあと」に自然と湧いてくるものであってほしい。
だから、無理に“ありがとう”と言うよりも、まずは自分の心の奥にあるネガティブな気持ちにも、そっと寄り添ってあげてください。
あなたがあなた自身を大切にするとき、自然と感謝の気持ちがあふれる日が、きっと来るはずです。
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