夢色のスプーン 〜ひとしずく愛をのせて〜

ふと耳にした あの歌が
どうしてだろう。
この歌を聴くと、涙が出そうになる。
アニメ『スプーンおばさん』のオープニング曲、飯島真理さんが歌う「夢色のスプーン」。
たしか中学生の頃、はじめて耳にした。
南家こうじさんのやさしい絵にのせて、軽やかで、不思議と胸に残るメロディが流れていた。
そして今でも、ふと聴きたくなるときがある。
理由はわからないけれど、それは、心の奥でなにかが震えるような感覚だった。
強さと弱さのあいだで
「いつも涙で生きてるほど、弱くもないし、強くもないの」
この一節を聴いたとき、なぜか涙がこぼれた。
強いのか、弱いのか。
はっきりしないその言い回しに、昔は少し戸惑った。
でも、今はよくわかる。
人は、強さと弱さのあいだで生きている。どちらかだけではなく、どちらも抱えているものだ。
弱さの中には、静かに踏ん張る強さがあり、強さの中には、ふと崩れそうな繊細さがある。
どちらか一方じゃなくて、
その両方があるから、人は美しい。
人生をひとすくい
「幸せと不幸せをかきまぜる、夢色の小さなスプーン」
このフレーズには、ただ“まぜる”以上の深いやさしさが込められている気がする。
人はどうしても、幸せだけが欲しくなる。不幸せは、遠ざけたいと思ってしまう。
でもきっと、どちらも必要なんだ。
苦い経験も、うれしい出来事も、それらがひとつになって、人生は“味”になる。
夢色のスプーンでかきまぜることで、きっと、深みやコクのある人生ができあがっていく。
引き出しの奥の小さな光
夢色のスプーンは、
引き出しの奥に、そっとしまわれている。
誰にも見えないところで、静かに、ひそやかに光っている。
それはきっと、誰かを想う気持ちの象徴。
「ひとしずく 愛をのせて」
ほんのわずかな優しさや、さりげない言葉、ささやかな気遣い。
目立たないけれど、そんな“ひとしずく”が誰かの心を救うことがある。
あなたに届けたいもの
この歌がそっと教えてくれたのは、「そのままのあなたでいい」というメッセージかもしれない。
強くなくてもいい、
かといって、弱くなくてもいい。
泣きたいときは泣いて、
笑いたいときは笑って。
幸せも、不幸せも、
強さも、弱さも、
そのすべてをやさしく受けとめて、生きていく。
あなたにとっての
夢色のスプーンは、どんな存在だろう。
誰かにもらったそのスプーンを、今度はあなたが、誰かのために使ってみてほしい。
――ひとしずく愛をのせて。
夢色のスプーン(歌詞)
緕麗だねって言われなくても
私ちっとも淋しくないし
いつも涙で生きてるほど
弱くもないし強くもないの
でも誰か知りませんか?
幸せと不幸せかきまぜる
夢色の小さなスプーン
ひとしずく愛をのせて
あの人にあの人にあげたいの
夢色の小さなスプーン
何処かにあるとうわさに聞いて
もう世界中探したんです
追えば追うほど遠去かるのが
夢なんだよとさとされながら
でも誰か知りませんか?
風そよぐ草原を映し出す
夢色の小さなスプーン
ひきだしの奥の方で
目立たずひそやかに光っている
夢色の小さなスプーン
でも誰か知りませんか?
幸せと不幸せかきまぜる
夢色の小さなスプーン
ひとしずく愛をのせて
あの人にあの人にあげたいの
夢色の小さなスプーン
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