天職の見つけ方 〜自己受容から始まる、ほんとうの人生〜

「自分にぴったりの仕事がしたい」
「やりがいのあることを仕事にしたい」
そんなふうに“天職”を探している方は多いのではないでしょうか。
でも、実は多くの人が、“天職探し”をちょっと間違った視点からスタートしてしまっています。
私もそうでした。だからこそ、今日は少し遠回りをして見えてきた「天職のほんとうの見つけ方」についてお話ししたいと思います。
「すごい自分」になろうとしていた20代
私は20代の頃、「人からすごいと思われたい」「何か特別な存在になりたい」と思っていました。
その気持ちから選んだ道が、「漫画家になること」でした。
でも、漫画家って、絵を描くのが好きで、物語を表現することが好きで、コツコツと描き続けられる人が向いている仕事ですよね。
私の場合、正直に言えば、絵を描くこと自体がそんなに好きではなかったんです。
にもかかわらず、「修行だ!」と思い込んで、アニメーターとして働くことにしました。
でも、仕事はハードで、自分にまったく向いていないことを続けているうちに、心も身体もボロボロになっていきました。
今思えば、あのときの私は「自分が何をしたいか」ではなく、「どう見られたいか」で人生を選んでいたんです。
「楽にできること=才能」という気づき
その後、私は心の世界に興味を持ち、セラピーの勉強を始めました。
人の話を聴いたり、その人が自分らしさを思い出していく過程に関わることが、私にとっては自然で、なぜか疲れない。むしろやればやるほど元気になる。
…これって、実は「才能」なんですよね。
才能って、必ずしも派手なものじゃありません。
人から「すごい!」と言われるものとも限らない。
むしろ、自分にとって「楽にできること」「頑張らなくてもできてしまうこと」こそが、本当の意味での“才能”なんです。
でも、自己受容ができていないと、そんな自分の才能を受け取ることができません。
自己受容できないと、つい無理をしてしまう
「このくらい誰でもできるでしょ」
「これじゃ人から認められない」
「もっと難しいことに挑戦しなきゃ」
そう思って、自分に合わないことを頑張ってしまう。
私もそんな時期がありました。
セラピストとして活動を始めたあとも、「これだけじゃダメだ」と思い、ビジネスコンサルタントの仕事にも手を出した時期がありました。
でも、どうにもエネルギーが湧いてこない。資料を作るのも億劫で、クライアントさんの成果に責任を感じすぎてしまう。
「向いていないな…」と何度も感じました。
でも当時は、「向いていない=努力が足りない」と思い込んでいたんです。
今なら分かります。
それは努力不足ではなく、「自己受容が足りていなかっただけ」だったと。
天職は、“自分を受け入れた先”に見えてくる
自分のことをちゃんと受け入れられるようになって初めて、私は「自分の好きなこと」「自然にできること」「疲れないこと」が見えてきました。
それが、まさに「天職」の種でした。
天職って、突然降ってくるものじゃないんです。
自分を受け入れた先で、「あれ?これって私に合ってるかも」「気づけばずっとやってるな」と感じるもの。
それを少しずつ育てていくうちに、気づけば“天職”と呼べるものになっている。
もし今、「天職が分からない」「何をやってもピンとこない」と感じているとしたら、
無理に“すごい何か”を探そうとしなくて大丈夫です。
それよりも、まずは「今の自分をそのまま受け入れる」ことから始めてみてほしいんです。
自分を受け入れるって、どういうこと?
「自己受容」と聞くと、ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、
実はとってもシンプルです。
たとえば、うまくできない自分を責める代わりに「そっか、そう感じてたんだね」って自分に声をかけてあげる。
失敗したときに「そんな自分もOKだよ」と、やさしく寄り添ってあげる。
そうやって少しずつ、「どんな自分でも大丈夫」と思えるようになってくると、
不思議と心が軽くなり、自分の本音や、得意なことが自然と浮かび上がってくるんです。
まずは、気づくことから始めてみませんか?
天職を見つけるためには、
「すごい自分になること」でも「何者かになろうとすること」でもありません。
“今の自分をまるごと受け入れること”。
そうすることで、
「こんなことが好きだったんだ」
「これって他の人にはできないみたい」
という気づきがどんどん出てきて、あなたにしかできないことが自然と見えてくるようになります。
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よかったら、ぜひ読んでみてください。
ほんの少し、自分にやさしくなれるきっかけになればうれしいです。
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