貧困の出口は、お金ではなく“自分を肯定する力”だった
tomohiro
「もっと頑張れば、なんとかなる」
そう思って、知識やスキルに投資してきた。でも、どれだけ学んでも、自信は埋まらない。収入は増えないのに、支出ばかりがかさむ。
まるで、自分という器に穴が空いているみたいだった──。
もし、あなたが今そんな悪循環の中にいるのなら、もしかすると本当に必要なのは「学び」ではなく、“自分を受け入れる力”なのかもしれません。
学んでも埋まらなかった「自信という穴」
私は、ずっと自分に自信が持てませんでした。
何か足りない気がして、もっと知識をつけなきゃ、もっと成長しなきゃと焦っていました。
その不安を埋めるように、たくさんのセミナーや講座に申し込みました。
心理学、スピリチュアル、ビジネス、自己啓発──。学ぶことで、どこか「自分は価値のある人間になれる」と思いたかったんだと思います。
けれど、いくら資格を取っても、いくら知識が増えても、心の底にある「まだダメだ」という声が消えることはありませんでした。
増えない収入、増え続ける支出
努力はしているはずなのに、現実はついてこない。
収入はなかなか増えないまま、学びのための支出だけが増えていく。
「これって、自己投資じゃなくて、ただの浪費なのでは……？」
そんなふうに自分を責めはじめると、ますます焦りが強くなって、「もっと学ばなきゃ」「今度こそ変われるかもしれない」と、また講座に申し込んでしまう。
そうやって、学びの名を借りた“自信の補填”を、私は何年も繰り返していました。
資格や学びでは、心の穴は埋まらなかった
学びが悪いわけではありません。どの学びも、素晴らしいものでした。
ただ、私はそれを“自己否定を埋める道具”として使っていたのです。
結局、自分を受け入れられないままでは、どんな知識も、どんなスキルも、自信にはつながらなかった。
そこで私はようやく気づきました。
「私に必要だったのは、もっと頑張ることではなく、もうこれ以上頑張らなくてもいいと思えることだったんだ」
自己受容が、現実を変えはじめた
そこから、私は「自分を受け入れること」を学び始めました。
すると、現実にも少しずつ変化が起き始めたのです。
・なぜか、仕事の依頼が増えた
・無理して安売りしなくても、大切にしてくれる人が現れた
・お金の不安が、少しずつ小さくなっていった
劇的に豊かになったわけではありません。
でも、「もう大丈夫かもしれない」と思える感覚が、私を支えてくれるようになったのです。
「足りないから学ぶ」のではなく「もうじゅうぶん」と思える自分へ
知識や学びは、もちろんこれからも大切にしていきます。
でも今は、学びのスタート地点が変わりました。
「足りないから」ではなく、「私はもうじゅうぶん頑張ってきた。
そのうえで、もっと自分を活かしたい」──そんなふうに、自分に対するまなざしがやさしくなったことが、何よりもの転機だったと思います。
もし今、あなたも同じように悩んでいるなら
もしあなたが今、
「学んでいるのに変われない」
「頑張っても報われない」
「まだ足りない気がして、自己投資を続けてしまう」──
そんなふうに感じているのなら、それはあなたがダメなのではなく、心の根っこにある“自己否定”が、まだ癒されていないだけかもしれません。
自己受容は、決して“甘え”ではありません。
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