アメリカに逆らえない国、日本。──共依存からの脱却は可能か?

“逆らえない関係”
親に逆らえない。
ついつい、パートナーの顔色をうかがってしまう。
「嫌われたくない」
「見捨てられたくない」
そう思うあまり、本当の気持ちを押し殺していたことはありませんか?
実はこれ、国のレベルでも起きていることなんです。
それが──「アメリカに逆らえない日本」という構造。
私はふと思ったのです。
これはもう、共依存じゃないかと。
アメリカとの関係は、共依存の構造そのもの
守ってもらう代わりに、自由を失っている
戦後の日本は、「安全保障」の名のもとにアメリカの庇護を受けてきました。
基地の問題、外交方針、経済政策、果ては検察や財務省の動きにまで、
アメリカの影響力が及んでいると言われています。
表向きは「対等な同盟国」。
けれど実際には、主権が曖昧なままという現実があります。
これはまるで、
「あなたのためを思って」と言いながら子どもの進路まで決めてしまう過干渉な親と、
逆らえずに従ってしまう子どものような関係です。
恐れが支配を許す
「アメリカに逆らったら、経済が破綻するかも」
「軍事的に守ってもらわなければ中国にやられるかも」
──そんな不安が、判断を鈍らせている。
けれど、その“守られている”という感覚が、
本当は息苦しさや怒り、無力感を生んでいるとしたら?
共依存の最大の問題は、
苦しいとわかっていても離れられないことなのです。
共依存では、どんなに努力しても幸せになれない
人間関係も国の関係も、“境界線”がカギ
親子であれ、パートナーであれ、国家間であれ、
自分と相手の間に「ここから先は自分で決める」という境界線がないと、
やがて心がすり減っていきます。
「ありがとう」と言いながらも、
「もうここからは、自分の意思で生きていきたい」と言えるかどうか。
それが、自立への第一歩です。
田中角栄が潰された背景にも、「自立の芽」があった
1970年代、田中角栄は日本の自主外交を押し進めました。
中国との国交正常化、中東との資源外交、地方への公共投資──
どれも「アメリカの意向を無視した行動」だったとも言われています。
そしてその後、ロッキード事件が勃発。
「金権政治の象徴」として失脚させられました。
でも今、多くの人がこう言います。
「あれはアメリカに潰されたのでは?」
もしも田中角栄が、
本気で“日本の自立”を形にしようとしていたのだとしたら──
共依存から抜け出そうとした、その一歩だったのかもしれません。
じゃあ、どうすれば日本は“親離れ”できるのか?
距離をとる=アメリカを悪者にしない
共依存から抜け出すとき、
大切なのは「敵対すること」ではありません。
カウンセリングで、親との依存関係から卒業する人に、言ってもらう言葉があります。
「あなたには感謝している。けれど、私は私として生きていきたい」
「私はあなたの期待に応えるために生きているわけではありません」
「あなたはあなた、私は私として、これからは別々な道を歩いていきましょう」
この姿勢が、親子の対等な関係を築くことにつながります。
日本とアメリカとの関係も同じです。
感謝と敬意を持ちつつも、日本は日本として“自分の意志”で選ぶ勇気が必要です。
自分の価値で立つために、国民一人ひとりが問われている
アメリカへの依存は、政治だけの問題ではありません。
「どうせアメリカに逆らえない」
「誰かに従ってたほうが楽」
そんな無力感を、私たち国民もまた内側に抱えているのです。
でも、本気で自立したいと思うなら──
まずは一人ひとりが、自分の声に耳を澄ませることが大切です。
依存から尊重しあえる関係へ──人も国も、変われる
かつて、親から自立できずに苦しんでいた人が、
「もうこの関係では幸せになれない」と気づいたように、
いま、日本という国もまた、
自分自身の境界線と意思を取り戻す時期に来ているのではないでしょうか。
恐れから選ぶのではなく、
尊重からつながる。
支配ではなく、信頼でつながる。
その未来は、国という単位ではなく、
あなたという一人の人間の選択から始まるのだと思います。
心と国の構造は同じ
こうして国の在り方を見つめていくと、
私たち一人ひとりの心のあり方とも、どこか重なって見えてきます。
・本当はイヤだったけど、逆らえなかった
・怒らせないように、顔色を窺ってきた
・自分の気持ちより、相手を優先してきた
──そんな経験、あなたにもありませんか?
実は、こうした“心の構造”が、
知らず知らずのうちに人生や人間関係に影響を与えていることがあります。
そしてそれは、国のかたちにまで投影されてしまうことすらあるのです。
だからこそ私は、
「自分を知ること」
「自分を受け入れること」から
始めることが、とても大切だと感じています。
もしあなたが、
「もっと自分らしく生きたい」
「誰かに従うのではなく、自分軸で生きたい」
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