母娘の境界線 ランチで見た親子を見て思ったこと

昔の母親は”言いたいことを言えなかった”。
そのしわ寄せが、令和の娘たちを苦しめている。

こんにちは、竹内です。
今日、ランチを食べていたら、隣の席で母と娘らしき二人が座っていました。

娘さんは、おそらく50代。
母親は杖をついていて、足があまり良くない様子。

「お母さん、これ好きでしょう?」
「これ、あげるね」

そんなふうに、娘さんはずっと母の世話を焼いていました。

一見すると、とても仲の良い親子。
でも不思議と気になったのは、お母さんの声の細さでした。
エネルギーがほとんどなくて、娘がいないと立てないような弱々しさ。

その姿を見て、ふと思ったんです。

ああ、これも”母娘の境界線”がないパターンだな、と。

昔の母親は「言いたいことを言えない」環境で生きてきた

いまの40代・50代の女性たちが抱えている生きづらさには、
実は“母親世代の時代背景”が深く関わっています。

昭和~平成初期の母親たちは、
こんな空気の中で生きていました。

  • 我慢するのが当たり前
  • 夫を立てるのが妻の役目
  • 家庭の我慢は母親の責任
  • 自分の感情を出すと「ヒステリー」扱い
  • 経済は夫に依存せざるを得ない
  • 近所の目を気にし続けるムラ社会

つまり、本音を言えないように設計された社会で生きていた。

言い換えるなら、
「母親は“感情のゴミ箱”になるしかなかった」という時代です。

怒りも孤独も不安も、
誰にも話せないまま押し込んで、押し込んで、押し込んで。

その行き場のない感情を、
唯一、安全に流せる相手が“娘”だった。

「弱い母」を支え続けることで、娘の人生が消えていく

ランチで見た母娘も、まさにそれでした。

娘が母を支える。
母はどんどん弱くなる。
娘がそれを補う。
母はさらに弱くなる。

外から見ると、ただの悪循環なんだけど、
当人たちはそれを「優しさ」や「絆」と勘違いしてしまう。

でも実際にはこうです。

母は弱いふりをするほど娘が離れられなくなる。
娘は強いふりをするほど自分の人生が奪われていく。

しかも、どちらも無意識。

これが、母娘関係の“共依存”の特徴です。

時代は変わったのに、母親だけアップデートされなかった

今の女性は、自分の人生を生きられる時代にいます。

  • 経済的にも自立できる
  • 感情表現が許される
  • 心理学も進んでいる
  • SNSで自分を表現できる
  • 「自分を大切に」が当たり前になった

でも、母親世代は違う。
彼女たちのOSは昭和のまま。

だから、こうなる。

娘:自由になりたい
母:手放したら壊れてしまう

両者のOSが完全にズレている。

結果、娘はいつまでも母の“感情の受け皿”にされ、
母は娘なしでは生きられない構造に陥る。

今日のランチの親子も、まさにこの縮図でした。

母娘関係が苦しいのは、あなたのせいじゃない

これ、僕のクライアントでも本当に多いんです。

  • 母の頼みを断れない
  • 母の不機嫌に怯える
  • 罪悪感で距離を取れない
  • 「私がいないとお母さんが…」と感じてしまう
  • パートナーシップがいつも母の影響を受ける

でもこれは、あなたの性格の問題でも弱さでもない。

時代のせいです。構造の問題です。

あなたが悪いわけではない。

母の生きてきた時代がそうだっただけ。

まず必要なのは、内省ではなく“境界線”

母娘に必要なのは、
心理学の知識でも内省でもない。

まず最初に必要なのは、
物理的な距離なんです。

距離を置かないまま内省しても、
永遠にループするだけ。

母親の愛着の渦にいる限り、
思考は何度でも引き戻される。

連絡頻度を減らす。
会う回数を減らす。
距離を作る。

ここからが、“自分の人生”のスタート。

今日、ランチで見た母娘を見ながら思ったこと

母親のエネルギーが細く、
娘のエネルギーは過剰。

母は弱くなることで娘をつなぎ止め、
娘は強くなることで母を支え続ける。

この構造は、時代が生んだもの。

誰も悪くないけれど、
誰も幸せになれない。

母娘の問題って、
本人たちだけでは抜け出せないのは、
まさにここなんです。

「変われない理由」がわかれば、人生はもっと軽くなる

生きていて、
「頑張ってるのに、なぜかうまくいかない」
そんな瞬間は誰にでもあります。

気持ちの問題でも、性格のせいでもなくて、
心の奥にある“OS(無意識のプログラム)” が、
そっとブレーキをかけていることがあります。

・自信が持てない
・行動したいのに止まってしまう
・人の顔色をうかがってしまう
・幸せが続かない
・なぜか同じパターンを繰り返す

こうした“生きづらさの根っこ”には、
必ず理由があります。

あなたがおかしいわけでも、
努力が足りないわけでもありません。

ただ、心の仕組みを知らなかっただけ。

その 「原因」 を丁寧に読み解いていくのが、
この10日間のメール講座です。

10日間で、心の構造がやさしく整理されていきます

このメール講座では、
「変われない理由」を
心理学 × 無意識のOS × 愛着の仕組み
から、わかりやすく解説しています。

難しい話はいっさいありません。

  • なぜ自分を責めてしまうのか
  • なぜ同じパターンを繰り返すのか
  • なぜ“本当の気持ち”が見えなくなるのか
  • なぜ頑張りすぎてしまうのか
  • なぜ不安が消えないのか

こうした疑問が、
一つずつ優しくほどけていきます。

読むだけで、
「ああ、そういうことだったんだ」
と心がふっと軽くなる内容です。

このメール講座が大切にしていること

誰も責めないこと。
自分を責めさせないこと。

頑張れとも、
前向きになれとも言いません。

ただ、
あなたの心のOSを理解して、
今より少しだけラクな生き方に変えていく。

そんな、静かでやさしい10日間です。

読むだけで大丈夫です

  • 課題もありません
  • やる気も必要ありません
  • 気が向いたときに読むだけでOK

あなたに必要なタイミングで、
必要な言葉が届くようにつくってあります。

変わらなかった理由がわかったとき、人生は変わり始める

もしあなたが今、
「そろそろ生き方を整えたい」と感じているなら、
この10日間はきっと役に立ちます。

あなたの中にあったはずの
“本当の自分”を取り戻すためのヒントを、
毎日ひとつずつお届けします。

10日間メール講座
「変われない理由がわかる 自己受容メール講座」

▼こちらから無料で登録できます。(画像をタップしてください)

体験セッション

一人ではたどり着きにくい心の奥へ、そっと寄り添ってみませんか。
あなた自身を、もっと自由に、もっと軽やかに生きるために。

▶︎ 体験セッションの詳細はこちら

最後までお読みくださりありがとうございます^^

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)