自分を責めてしまうあなたへ|優しくなれる自己受容の始め方

「またできなかった……」
「どうして私はこんなにダメなんだろう」
そんなふうに、何かあるたびに自分を責めてしまうことはありませんか?
実は、私自身も長い間、「ちゃんとできない自分」を許せずにいました。優秀な人と比べて落ち込んだり、結果が出ないことにイライラしたり……。最終的には、何もかもやる気を失って「頑張れない自分」が一番ダメなんだと、自分で自分を追い込んでしまっていたのです。
でも、そんな私が「自己受容」という考え方に出会い、自分への見方が少しずつ変わっていきました。そして気づいたのは、自分を責めている限り、本当の意味で前に進むことはできないということです。
この記事では、
- なぜ私たちは自分を責めてしまうのか
- 自己受容がなぜ大切なのか
- 自己受容を始めるためのヒント
- 自己受容で変わった2つの実例
などをお伝えしながら、自分を優しく受け止める第一歩を一緒に踏み出せたらと思います。
なぜ私たちは自分を責めてしまうのか?
人は本来、「愛されたい」「認められたい」という思いを持って生まれてきます。でも、成長する中で「○○しなければ認められない」「ちゃんとできなければ価値がない」といった思い込みが、少しずつ心の中に根を張っていきます。
- 親や先生に「ちゃんとしなさい」と言われてきた
- 他人と比較される環境で育った
- 失敗したときに批判された経験がある
そんな体験が積み重なり、「結果が出せない=ダメな自分」と、いつのまにか思い込んでしまうのです。
そして、大人になってからも、
- 思ったようにやる気が出ない
- 成果が出ない
- 途中で投げ出してしまう
そんな時に「また自分はダメだ」と責めることで、ますます自己肯定感が下がってしまう……。
そうやって、自分で自分を傷つける悪循環に陥ってしまいます。
自己受容とは何か?
自己受容とは、「今の自分をそのまま受け入れること」です。
「頑張れる自分」だけでなく、「怠けてしまう自分」「結果が出ない自分」も含めて、「これが今の私なんだ」と認めること。
自己受容と自己肯定感は"木"にたとえることができます。

- 根っこが「自己受容」
- 幹や枝が「自己肯定感」
- 花や果実が「成果や行動」
根っこ(自己受容)がしっかり張っていないと、幹や枝(自己肯定感)も弱くなり、花や実(行動や結果)も当然うまく育ちません。
逆に、栄養が不足しているのに、無理をして実をつけようとすれば、木は弱って枯れてしまいます。
どんなに結果を出しても、自分を受け入れていなければ、その成果に満足できず、もっともっと…と自分を追い詰めてしまいます。その先にあるのは、燃え尽きです。
だからこそ結果を求める前に、自分を責めることをやめ、「今ここにいる自分」をまず認めることが、すべてのスタート地点になるのです。
【体験談】自己受容で変化した私の話
私自身、以前は「結果が出せなければ意味がない」と思い込んでいました。
- 成果を出している人を見ては落ち込み
- 最後までやり遂げられない自分を責め
- そして「頑張れない自分」が一番ダメだと感じていた
でも、「自己受容」の考え方に出会い、「それが今の自分なんだ」と認めるようにしてから、少しずつ心が軽くなっていきました。
頑張れないときも「そういう日もある」と自分に優しく声をかけ、途中でやめたことも「そこまでは頑張れた」と捉えるようにしたら、逆に行動力が増し、前よりもスムーズに物事に取り組めるようになったのです。
自分を受け入れるって、甘やかすことではなく、本当の意味で自分の味方になることなんだと今では思っています。
【事例①】完璧主義で苦しかった聡美さん(仮名・30代女性)
聡美さんは、いつも「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込んでしまう癖がありました。
仕事も家事も手を抜けず、周囲からは「しっかりしてる」と言われていましたが、心の中はいつも「私なんてまだまだ」と不安だらけでした。
ある時、仕事のプロジェクトで大きなミスをして、強く自分を責めてしまったことがきっかけで、体調を崩してしまいました。
そんなとき、カウンセリングで「自己受容」を学び、自分の弱さや不完全さも認めるようになったところ「ちゃんとできなくても私はここにいていい」と思えるようになり、心が少しずつ安定。

「完璧じゃなくても大丈夫」と思えるようになり、家でも職場でも人に頼れるようになりました。
【事例②】やる気が出ない自分に悩んでいた真理子さん(仮名・40代女性)
真理子さんは、何を始めても続かない自分に嫌気がさしていました。
- 資格の勉強をしても三日坊主
- ダイエットも長続きしない
- 何かを始めても「どうせまたダメだ」と諦めてしまう
そんな自分を責めるうちに、何もやる気が起きなくなってしまいました。
そんなとき「自己受容」の考え方に出会い、「やる気が出ない私も、今の私なんだ」「休みたいときは休んでもいい」と自分に優しい言葉をかけ始めました。
自己受容のワークに取り組み続けると、ある日真理子さんは、意識の深い部分で「完璧に成し遂げなければいけない」「完璧にできないならやっても意味がない」と自分が思い込んでいたことに気づいたのです。それが物事が長続きしない原因だったと気づき、少しづつその思い込みを手放していきました。
すると「ちょっとだけやってみようかな」と思える日がだんだん増えていき、今では、無理なく自分のペースで、趣味や勉強を続けられるようになりました。

自分は怠けてるだけだと思っていたのに、「もうすでに十分頑張っている」と受け入れるだけで、動けるようになるなんて思ってもみませんでした。
自分を責めるクセを手放すために|今日からできる3つのヒント
では一体どうすれば、自分を責めるクセをやめられるのか。そのヒントをお伝えしますね。
- 「〜しなきゃ」を「〜してもいい」に変えてみる
- 例:「頑張らなきゃ」→「休んでもいい」
- 落ち込んだときは、鏡の前で自分に語りかける
- 「よく頑張ってるよね」「大丈夫だよ」など、自分の味方になる言葉をかけてあげましょう。
- 過去の「責めた自分」も許してあげる
- 自分を責めていたあの頃の自分も、何とかうまくやろうとしていた証。頑張ってたんだよ、と認めてあげてください。
もし、これをやってもしっくりこない、うまくできないという場合は、無理にやらなくても大丈夫です。そういう時は、心の電池の残量が不足しているのかもしれません。ゆっくり休むようにしてください。
優しくなれるのは、自分を許せたとき
私たちは、つい自分に厳しくなってしまいます。 でも、本当に必要なのは、そのままの自分を受け止める優しさかもしれません。
「できない日もある」 「やる気が出ない日もある」
それでもあなたは、ここにいていい。
そう思えたとき、自然と心がほぐれ、行動する力も湧いてくるはずです。
もしあなたも「自分を責めるクセから抜け出したい」「自己受容を深めていきたい」と思われたなら、
▼こちらの無料プレゼントをご覧ください。
👉 自己受容の魔法〜わたしを許したら世界が変わった〜(無料PDF)

やさしい言葉で、自分を癒すヒントをお届けしています。
あなたが、あなた自身と仲良くなれますように。