「してはいけない」という禁止令があなたを苦しめる理由

こんにちは。自己受容セラピストの竹内ともひろです。
今日は、私たちが無意識に抱えている「禁止令」について、お話ししたいと思います。
「してはいけない」
「しなければならない」
こうした見えない鎖が、どれほど私たちの心を縛りつけ、苦しめているのか。
そして、その鎖を解き放ち、ありのままの自分を受け入れることが、どれほど人生を軽やかにしてくれるのか。
私自身の体験を交えて、お伝えさせてください。
弱さを見せてはいけない。
私は長い間、「弱い自分ではダメだ」「もっと強くならないといけない」と信じて生きてきました。
母は、根っからの負けず嫌いで、私が喧嘩で負けて帰ってくると、「やられたら泣いてないで、やり返してこい!」と、厳しく叱るような人でした。
だから私は、
「弱いのはダメなんだ」
「負けることは恥ずかしいことなんだ」
と強く思い込むようになったんです。
そこから私は、弱さを隠すようになりました。
人前では強がり、虚勢を張り、本当の自分を見せたら嫌われると思い込んでいました。
でも、心の奥ではずっと不安で、寂しくて、苦しかった。
その思いが積もり積もって、いつしか私は、人と関わることが怖くなってしまったんです。
「自分を出したら嫌われる」
「本当の自分を知られたら否定される」
そんな恐れが強くなりすぎて、いつしか私は「対人恐怖症」と呼ばれる状態にまでなっていました。
転機は、あるセミナーでの出来事だった
そんな私が大きく変わるきっかけになったのが、あるセミナーに参加したことでした。
自己成長をテーマにした少人数のセミナーで、参加者同士が自分の気持ちをシェアし合う時間がありました。
最初はとても緊張していて、また強がって、うまく自分を取り繕おうとしていました。
でも、あるとき勇気を出して、
「実は人と話すのが怖い」
「本当はずっと孤独だった」
そんな本音をぽろっと話したんです。
すると、その場にいた人たちは、驚くほどあたたかく受け止めてくれました。
むしろ、「そんなふうに感じてたんだね」「話してくれて嬉しいよ」と、逆に距離が縮まり、私に好意を持ってくれる人さえいました。
その瞬間、私の中で何かが替わったような感覚がありました。
「弱さを見せたら嫌われる」と思っていたのに、実際は、弱さを出した方が人とのつながりが深くなる。
その逆説的な体験が、私の中の長年の思い込みを一気に崩したのです。
変化は、まるで霧が晴れるように
人間って、変化には時間がかかるものだと思っていたけれど、私の場合、その瞬間に心がふっと軽くなりました。
それは「徐々に怖くなくなっていった」という感じではなく、まるで長いあいだ迷い込んでいた霧の中から、急に光が差し込んで視界がひらけたような、そんな体験でした。
もちろん、それで人生がすべて一瞬で変わったわけではありません。
でも、「人って怖くないのかもしれない」「弱くてもいいのかもしれない」
そう思えたことが、私の自己受容のはじまりでした。
禁止令は、あなたの心に「自己否定」を植えつける
「禁止令」という言葉をご存知ですか?
これは、幼少期の親や周囲からの言葉、態度、雰囲気などから
子どもが無意識に受け取ってしまう「〜〜してはいけない」という心の命令のことです。
たとえば、こんなものがあります:
- 泣いてはいけない
- 怒ってはいけない
- 甘えてはいけない
- 頼ってはいけない
- 自分の意見を言ってはいけない
- 自由に行動してはいけない
- 幸せになってはいけない
…こうした禁止令は、子どもにとって「生き延びるための知恵」だったかもしれません。
でも、大人になってもそのまま握りしめていると、それが自己否定となって、私たちを深く傷つけ続けてしまうのです。
自己否定を手放したとき、心が自由になる
私が変わることができたのは、「弱くてもいい」と心から思えるようになったからでした。
「怖い」「寂しい」「不安」そんな感情を、自分で否定せずに、「そうなんだね」と受けとめてあげる。
誰かに言えなくても、まずは自分だけでも、そのままの気持ちを受け止める。
それが、自己受容の第一歩です。
あなたの中にも、禁止令はありますか?
今、あなたの中にも「してはいけない」という思い込みはありませんか?
- 頼っちゃいけない
- サボっちゃいけない
- 失敗しちゃいけない
- 感情的になっちゃいけない
- 自分の自由にしちゃいけない
これらは、無意識のうちに自分を縛りつけ、苦しめてしまいます。
でも、それに気づいたときから、あなたの人生は少しずつ、やわらかく、自由になっていきます。
自己受容は、禁止令を優しくほどく魔法
禁止令は、時にとても強力です。
でも、自分を否定し続ける人生から、自分を大切にする人生へとシフトすることは、決して遅くありません。
自己受容とは、何かを「直す」ことではなく、「今の私で大丈夫」と認めること。
あなたも、そのままのあなたを、そっと抱きしめてみませんか?
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あなたがあなたを受け入れることで、世界が少しずつ優しくなっていくのを、感じてみてください。
読んでくださって、ありがとうございました。