松下の名が消えた日──企業に魂は宿るのか?

かつて「松下電器」と呼ばれた会社のロゴが、今は「Panasonic」として街に溶け込んでいる。

このこと自体は、時代の流れとして受け入れられるかもしれない。

でも、あの“松下”という2文字には、もっと重たい意味が込められていたのではないか。

人を育てるのが経営の本分

日本を代表する経営者・松下幸之助。

「企業は社会の公器である」「人を育てるのが経営の本分だ」

そんな哲学を掲げ、社員を家族のように扱い、不況時ですらリストラをしなかった。

たとえ利益が出ていなくても、給料は出す。ただし掃除でも何でもやってもらう。

人を大切にする経営──それが、松下電器という会社の魂だった。

ところが、2008年に社名が「パナソニック株式会社」へと変更されたとき、私はふと、ひとつの時代が終わったような気がした。

グローバル化、ブランドの統一、経営の合理化……その理由も理解はできる。

けれども同時に、“松下”という名前に込められた精神まで消えてしまったように思えた。

せっかくの好機にリストラ

そして今回、大規模な人員削減。

黒字でもリストラ。円安という追い風すら活かさずに足を止める経営。

これが、あの松下電器の末裔なのかと思うと、心から残念でならない。

日本ブランドは今、アジアを中心に高く評価されている。

"Made in Japan" の信頼性、丁寧なものづくり、そして何より日本企業の誠実さ。

円安は、本来それを再び世界に売り出す大チャンスのはずだった。

それなのに──人を切って、どうやって未来をつくるのか。

グローバル主義と産業の空洞化

確かに、時代は変わった。

グローバル資本主義、株主資本主義、数字と効率がすべてを動かす。

でも、だからといって「人を切ること」だけが生き残りの道なのだろうか?

松下幸之助なら、今の経営陣にこう言うだろう。

「なんでビビってんねん。攻めんかい。」

グローバル化とともに、日本の産業は空洞化し、その過程で、私たちは少しずつ“日本人の誇り”や“働く意味”まで手放してきたのかもしれない。

パナソニックの一件は、そんな時代の流れを象徴する出来事のひとつだった。

松下幸之助の魂は生きている

私は思う。

企業には、魂が宿る。

名前が変わっても、時代が変わっても、その精神だけは受け継がれるべきものだ。

そして、もしその魂を守ろうとする人たちがいるのなら──

松下幸之助の志は、まだ生きている。

あなたが何をおいても、大切にしたいものは何だろう。

決して忘れたくない思い──その誇りを守れる自分でありたい。

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