ストア哲学は体制の詭弁だった
――理性で怒りを封じるな。あなたの感情は、真実だ

「怒るな」の裏にあるもの
私たちはずっと言われてきた。
「感情に振り回されるな」
「怒っても何も変わらない」
「心の持ちようで現実は変わる」
それが大人になるってことだと信じてきたし、自分を抑えて、理性的であろうとしてきた。
でもあるとき、ふと気づいた。
「それって、誰のためなんだ?」
ストア哲学が語る「理性の美徳」
ストア哲学は、古代ローマの知識人や支配者たちに愛された哲学だ。
ストイックの語源はストア哲学からきている。
今、なぜかストア哲学が、現代を生きる知恵のごとく、もてはやされている。
- 他人に怒るな。
- 外の世界は変えられない。
- 自分の内面を整えよ。
この思想は一見、高貴で理想的に見える。
でも、その本質はこうだ。
「構造に支配されたまま、お前たちは大人しくしていろ」
つまり、声を上げるな、我慢しろと言ってるのだ。
禁欲は、誰の利益になっている?
理性で感情をコントロールする。
それって本当に自由と言えるんだろうか?
本来、欲望を持つことは、人間の自然な心の動きのひとつだ。
欲が暴走する時、そこには必ず何かしらの抑圧がある。
見るなと言われたら見たくなる。
言うなと言われれば言いたくなる。
欲しがるなと言われれば、より欲しくなる。
それが人として、当たり前の感覚だ。
理性で欲を封じるとどうなるか。
答えは簡単。
心が壊れる。心が死ぬ。
ストア哲学の禁欲の教えは、とても危険な思想だ。
それを美徳と呼び、精神性と呼ぶことの異常さ。
それは、やがて自己啓発に変わり、「自己責任論」というかたちで、さらに人を縛っていった歴史がある。
感情は、あなたの中の真実だ
怒っていい。
もちろん、欲を持っても構わない。
欲とは、生きる力の源であり、感情そのものだ。
そして、感情は無理やり押さえ込んだり、否定をしなければ、そこまで害になるものではない。
ありのままに感じることで、内に湧いたエネルギーは自然に昇華されていく。
怒りだって、人に向けたら人間関係を破壊する爆薬になるが、一人で発散する分には、なんの害にもならない。
抑え込まれた感情は、必ず歪んだ形で暴れ出す。
だったら最初から、ちゃんと大切に感じてあげればいいだけのこと。
怒りは変革のエネルギーだ
怒りは、ただの破壊衝動じゃない。
それは、「本当はこう在りたい」という魂の声。
怒りは、人が社会を変えていくための起爆剤にもなる。
わざわざストア哲学を持ち出してきて「感情を沈めろ」と誰かが言ったとき、それは同時に、利権構造への反抗を封じる言葉ではないかと、疑うべきだ。
禁欲で社会は変わらない。
理性だけでは、幸せにならない。
それは、歴史を見れば火を見るよりも明らかだ。
いま必要なのは、怒りの奥にある願いに耳を澄ますこと。
その願いが、あなただけでなく、誰かを救う言葉になっていくはずだ。
感情に振り回されてしまうあなたへ
長い間、感情をコントロールすることが、大人として正しい振る舞いだと信じられてきた。
でも、それが自分を苦しめる原因になっていたののだとしたら……。
怒りを感じてもいい。欲望があっても、もちろんいい。
でも――そうは思っても、どうやって感情と向き合えばいいのかわからない。
感情に振り回されてしまう自分が、また嫌になる。
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