止まらないワイパーと動けない僕

最近、車のワイパーが故障した。
止まらなくなってしまったのだ。

エンジンを切っても、スイッチをオフにしても、ワイパーは律儀に動き続ける。

夜、誰もいない駐車場で、ひとりでカタ、カタ…と揺れているワイパーを見たとき、なぜか、妙に胸がざわついた。

「……これ、俺じゃん」

気がつけば、ずっと思考が止まらなかった。

何かに追われるように、考え続け、備え続け、不安をごまかすように頑張り続けていた。

「走れてるから」と先延ばしに

最近は、ワイパーだけじゃなく、エンジンも調子がおかしい。

そして思う。
車って、つくづく自分自身の写し鏡だなあと。

  • ワイパーが止まらない=不安が止まらない
  • 加速しない=頑張っても報われない
  • 修理しても直らない=自分なんてどうせ…

そんなふうに思いつつも

「走れてるし、まぁいっか」

と、修理を後回しにしていた。

実際、僕自身もそうだった。

金銭的にギリギリな生活が続いて、常に不安はあった。

でも、いつしか不安にも慣れてしまって、そのうちなんとかなるか、みたいな考えになったりもした。

それがどれだけ心に負荷をかけているかにも、もう気づけないくらいに。

「怖い」からやってみた

ワイパーの修理は、まだうまくいっていない。

悪戦苦闘して、モーターを交換してもダメ。
挙げ句、バッテリーを逆に繋いでショートさせて、ヒューズまで飛ばす始末。

正直、もう「やーめた」と、さじを投げようとした。

でも、スイッチを交換したら直るかもしれないと思いついてしまった。

それで直らなかったら、どうする?
また無駄になるかもよ?

内心、そんな不安が湧いたけど、
不思議と、こう思えた。

「でも、やりたい。やってみよう」

不安を感じたまま進む

最近の僕は、「怖い」と感じたとき、あえてやってみるようにしている。

すると、その奥にある感情が見えてくる。

・悔しさ
・悲しさ
・怒り
・やりきれない気持ち
・諦めたくない想い

それをちゃんと感じると、怖さが少し和らぐ。

遠回りがなぜか楽しい

もう、完璧にやろうとするのはやめた。

うまくいかなくても、
「やってる自分」が愛おしいと思えるようになった。

ワイパーはまだ止まらないけど、僕の心は、少しずつ整備されてきた気がする。

もしかしたら、人生も同じなのかもしれない

  • 一発で正解なんて出なくていい
  • 遠回りでも、自分のペースで進めばいい
  • 不安を感じながら動けばいい

以前の自分だったら、効率を考えて、すぐ修理に出していただろう。

でも今の僕は、これも楽しめばいいかと思っている。

修理中の車と、整備中の僕。
どちらも、未完成だけど、たしかに進んでいる。

今日もワイパーは動いている

でも、それを見てる僕の心は、もうあの日ほどザワついてはいない。

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