心のかさぶたと絆創膏

傷を隠すために絆創膏を重ねる

人間は、どんな人でも何かしらの心の傷を抱えて生きています。

その傷を隠すために、絆創膏を貼るような行動、例えば、痛みから逃げる、言い訳をするような行動を取ります。

痛みを感じたくない。 もう二度と傷つきたくない。

その気持ちは自然であり、心を守るためにとても大切な反応です。

しかし、時間が経ち、何枚も何枚も絆創膏を貼り続けていくと、 私たちは次第に、

「そもそもどんな傷を抱えていたのか」

忘れてしまうことがあります。

本当の傷が見えなくなる

絆創膏を重ねるたびに、 私たちは、実際にどんな痛みを抱えていたのかを見失っていきます。

最初はただ、寂しくて

「愛されたい」 「わかって欲しい」

そんなシンプルな心の叫びだったのかもしれません。

それが、愛されないことへの失望、愛を望んでも得られないかもしれないという不安、こんなに求めているのにどうして分かってくれないんだという怒りに変わり、 やがて、

「どうせ私は愛されない」 「所詮、人間はみんな孤独なんだ」

といった新たな思い込みを、幾重にも生み出していくのです。

防衛を繰り返すたびに

私たちの無意識は、傷をじっと見つめることよりも、 とりあえず痛みを感じないことを優先します。

それは、自分の心を守るためには、仕方のないことだと思います。

けれど、絆創膏を貼り重ねていくうちに、

「本当は何が痛かったのか」 「何に怯えているのか」

自分でもわからなくなってしまうのです。

心の傷に優しく触れる

自分をの心を守るために、絆創膏は心の盾になってくれています。

でも、もし今、 そのたくさんの絆創膏の下に隠れている本当の傷を癒すことができたなら……。

私たちは、いくらかさぶたや絆創膏で覆われていても、 そのままの自分を、もう一度愛していけるのだと思います。

カウンセリングで一緒に心のかさぶたを見つめていく

カウンセリングでは、あなたと一緒に、心のかさぶたを丁寧に見つめていきます。

いつ、そのかさぶたができたのか。
かさぶたの下には、どんな気持ちが隠れているのか。
そして、それをどう癒していけばいいのか。

一人では難しいこの作業を、そっと寄り添いながら、共に歩んでいきます。

かさぶたも、絆創膏も、すべてあなたを守ってきた証です。

そのすべてを抱きしめながら、 少しずつ、心を軽くしていきましょう。

あなたへのプレゼント

もし、もっと自分の心とやさしく向き合いたいと感じたら、こちらもご覧ください。

無料電子書籍

『自己受容の魔法 〜わたしを許したら世界が変わった〜』
自分の心を癒す、自己受容のヒントを詰め込みました。物語で読みやすくなっています。

体験セッション

一人ではたどり着きにくい心の奥へ、そっと寄り添ってみませんか。
あなた自身を、もっと自由に、もっと軽やかに生きるために。

▶︎ 体験セッションの詳細はこちら

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)