頑張らない方法がうまくいかない本当の理由

なぜ私たちは頑張るのをやめられないのか
「もっと効率的に」
「習慣化すればいい」
「本当に大切なことに集中する」
そんな“頑張らないための方法”は、巷にあふれています。
でも、どれも試してみたけれど、なぜかしっくりこない。
どこか心がざわついて、気がつくとまた、無理をしている自分がいる。
それは、私自身の経験でもありました。
誰もが認める人間になりたくて
以前の私は、とにかく「一角の人物」になりたかった。
周囲から「すごいですね」と言われるような、堂々とした存在。
そのために、努力を重ね、精一杯背伸びをしていました。
でも、いつしか心も体も限界に達し、気力が尽きて、燃え尽きてしまったのです。
何もする気が起きない。
それでも「頑張らなきゃ」と思ってしまう自分が、どこかおかしいと感じていました。
頑張りの根っこにあったもの
その後、自分自身と深く向き合う中で、私はある「本当の気持ち」にたどり着きました。
それは、「母に認めてほしかった」という想いです。
子どもの頃、母からよく「お前はダメだ」と言われてきました。
何をしても、どこか否定される。
だから私は「ちゃんとしなきゃ」「すごい人間にならなきゃ」と思い込み、誰かに認められることで、自分の存在価値を証明しようとしていたのです。
頑張ることでしか、自分を肯定できなかった──
それが、かつての私でした。
性別役割と“頑張り”のすれ違い

こうした「頑張らずにはいられない人」の背景には、性別や役割に根ざした思い込みが関わっていることもあります。
たとえば──
- 女性は「頑張らないと愛されない」と思い込んでいることが多い
→ 相手に尽くす/感情を抑える/“いい子”でいようとする - 男性は「頑張らないと認めてもらえない」と信じていることが多い
→ 結果を出す/競争に勝つ/「すごいね」と言われたがる
けれど実際には、性別そのものではなく、その人の持つ“男性性”と“女性性”のバランスが影響しているだけ。
男性性の強い女性は、成果を求めて仕事に打ち込むかもしれないし、女性性の強い男性は、周囲に尽くして疲れてしまうかもしれません。
でも、根っこにあるのは同じ。
「今のままでは愛されない/認められない」という、悲しみと怖さです。
本当に必要なのは、手放すことではなく「気づくこと」
頑張るのをやめようとしてもうまくいかないのは、その“頑張り”が、過去の傷ついた自分を守るための「鎧」になっていたからです。
効率化や習慣化も大切かもしれません。
でも、その前に必要なのは、「なぜ私は頑張らずにいられなかったのか?」という問いを、自分に投げかけてみること。
その答えを見つけたとき、きっとあなたの中で、何かが静かにほどけていくはずです。
あなたに、問いかけたいこと

あなたは、なぜそんなに頑張っているのでしょうか?
もし、誰かに認められたくて
もし、愛されたくて
ずっと無理をしてきたのなら──
今こそ、「頑張らないあなた」も大切にしてあげてほしいのです。
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