正解はひとつじゃない。国語が苦手だった私が気づいた“自分の答え”の見つけ方

正解を一つに決められない
私は子どもの頃、国語のテストがちょっと苦手でした。
文章を読むのは好きだったし、登場人物の気持ちに寄り添ったり、深く考えるのも得意なほうでした。
でも、「この中から最も適切なものを選びなさい」と言われると、途端に困ってしまうのです。
だって、どれも一理あると思ってしまうから。
「Aも確かにそうだけど、Bの解釈も捨てがたいし……」
「この場面、筆者の意図はCかもしれないけど、Dの行間にも深い意味がある気がする……」
そんなふうに考えすぎてしまって、結局、正解をひとつに絞れない。そして採点では×がつく、というのがよくあるパターンでした。
今思えば、それは“読解力がなかった”わけではなく、「正解を一つに決める」ということが、私の感性やポリシーに合わなかっただけなんだと思います。
正解って、本当に一つなの?
人生も人の気持ちも、本当はそんなにシンプルじゃありません。
悲しいけど前向きになろうとしている人。
怒っているけど、本当は寂しい人。
嬉しいけど、それを素直に表現できない人。
そんなふうに、ひとつの言葉や感情の裏に、いくつもの本音が重なっていることは、よくあります。なのに私たちは、いつの間にか「正解を出さなきゃ」「間違えちゃいけない」と思い込んでしまう。
学校でも、社会でも、日常でも、“誰かが用意した正解”に合わせようとすることが、習慣になっているのかもしれません。
「あなたの答え」は、あなたにしかわからない
でも、本当の意味での“正解”は、他の誰かが決めるものじゃない。
あなたの気持ちや選択の中に、あなたにとっての正解がある。
たとえ周りから見て間違っているように見えても、あなたがそう感じたこと、その時そう選んだことには、ちゃんと意味があって、背景があって、理由がある。
私は今、「心の翻訳家」として、人が自分でもうまく言葉にできない気持ちを、そっと言葉にして届けるお手伝いをしています。
「どれが正しいのかわからない」
「本当はどうしたいのか、よくわからない」
そんなモヤモヤを抱えたままでも大丈夫。
むしろ、そういう時こそ、“自分の答え”を探す旅が始まるのだと思います。
“正解”を決められなかったあの頃の自分へ
いま、もし当時の自分に声をかけられるなら、こう言いたいです。
正解がひとつに決められなかったあなたは、間違ってなんかいない。
むしろ、その「どれもあり得る」と感じる心のやわらかさが、誰かの痛みや迷いを救う力になっていくんだよ。
ちなみにですが、大人になってから中学生の子供の国語のテストを解いてみたことがあります。
出題者の気持ちを想像して「多分、これを正解にしたいのかな」と思いながら解いたら、簡単でした笑
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